ダンスインストラクターの独立とは、スクールに雇われるのではなく、一人の事業主(いわゆるフリーランス)として教える仕事を持つことです。自分の教室を開くことだけが独立ではありません。複数のスクールと契約して教える形や、1つのスクールで自分の固定クラスを持つ形もあります。独立するには、まずどの形で教えるかを決め、事業を始めたら税務署へ開業届を出し、毎年ご自身で確定申告をします。
川崎市幸区・中原区のT's Dance Roomは、インストラクター(レッスンの担当)を、業務委託・完全歩合制で募集しています。雇用ではなく、一人の事業主としてスクールからレッスンの仕事を受ける形です。この記事では、独立の形ごとの違いと、始める前に決めておきたいこと、手続きの基本を説明します。税金の部分は一般的な仕組みの説明です。ご自身の場合の判断は、税理士・税務署にご確認ください。
ダンスインストラクターの 独立の3つの形
| 形 | 会員様を | スタジオの |
|---|---|---|
| 複数の | スクールと | 主に |
| 自分の | 自分 | 自分 |
| 1つの | スクールと | スクール |
どの形も雇用ではないので、会社員のような月給はありません。収入は、担当するレッスンの数や、会員様の人数、契約の条件で決まります。
複数のスクールと契約する
いくつかのスクールと業務委託で契約し、それぞれのスタジオで教える形です。スクールごとに、報酬の決まり方(1コマいくら、歩合など)も、守る決まりも違います。曜日と移動の組み合わせ、スクールごとの約束を、自分で管理します。
自分の教室を開く
スタジオを借りるなどして、自分の教室を開く形です。月謝の額も、クラスの内容も自分で決められます。そのかわり、会員様を集めること、月謝を集めること、場所代の支払い、会員様への連絡まで、経営のすべてを自分で担います。
1つのスクールで自分のクラスを持つ
1つのスクールと契約し、固定の曜日・時間の担当クラスを長く持つ形です。スタジオはスクールが用意し、会員様を集めることもスクールが支えます。インストラクターは、担当クラスを育てることに力を注ぎます。T's Dance Roomのインストラクターの募集は、この形です。
独立の前に決めておくこと
収入の見通し
独立したばかりのころは、担当するクラスの人数が少なく、収入が安定しないことがあります。T's Dance Roomの募集でも、新しいクラスは少人数から始まり、幼児・低学年のクラスでは、最初の半年ほどは数名で苦戦するとお伝えしています。生活に必要な額と、そこに届くまでの期間を、先に考えておいてください。
T's Dance Roomで、在籍人数ごとに1コマあたりいくらになるかは、ダンスインストラクターの給料・収入の記事に表で載せています。
会員様の集め方
自分の教室を開く場合、会員様を集めることは、すべて自分の仕事になります。場所を借りれば、会員様が集まる前から場所代がかかります。
スクールと契約する形では、スクールの看板や宣伝の力を借りられます。そのかわり、スクールの会員様は、スクールが大切にしているお客様です。T's Dance Roomでは、スクールを通さずに会員様を勧誘することを禁止しています。発覚した場合は、即日の契約解除と、損害賠償の対象になります。ほかのスクールと契約するときも、契約の前に決まりを確かめてください。
お金の手続き
一人の事業主として働くと、税金や保険の手続きを自分で行います。主なものは次のとおりです。詳しくは、業務委託のダンスインストラクターの記事で説明しています。
- 開業届:事業を始めたとき、税務署へ出します(個人事業の開廃業等届出書)。期限は、始めた年の分の確定申告の期限(原則として翌年3月15日)までです。
- 確定申告:1月〜12月の1年分の収入と経費をまとめて、原則として翌年2月16日〜3月15日に、自分で申告します。
- 青色申告:決められた水準の記帳をすると、控除などの有利な扱いが受けられる申告の方法です。使うには、別に青色申告承認申請書が要ります。期限は、原則として青色申告をしようとする年の3月15日までで、その年の1月16日以後に事業を始めた場合は、始めた日から2か月以内です。開業届とは期限が違うので、ご注意ください。
- 源泉徴収:スクールなどから受け取るダンスの指導料のような報酬は、支払う側(源泉徴収の義務がある事業者)が、1回の支払額のうち100万円以下の部分の10.21%を差し引いて国に納めます。差し引かれた額は税金の前払いで、確定申告で精算します。
- インボイス(消費税の適格請求書の制度):登録は任意です。登録すると、消費税の申告と納付が必要になります。登録していなくても、原則として2年前の年の課税売上高が1,000万円を超えると、消費税の申告が必要になります。T's Dance Roomは、インボイスに登録していない方も応募できます。
- 健康保険と年金:ほかの勤め先の健康保険や、家族の扶養に入っていない場合、一般には国民健康保険に、ご自身で加入します。20歳以上60歳未満で厚生年金に入っていない方は、国民年金の対象です。
自分の教室を開く前に、確かめたいこと
- 場所:スタジオを借りる費用と契約の条件、音や振動についての決まり
- お金の流れ:月謝の額と集め方、会員様が少ない月の支払い
- けがへの備え:レッスン中のけがや事故に備える保険
- 発表の場:発表会などの舞台を、自分で用意するかどうか
T's Dance Roomの 業務委託という選択
自分の教室を開くほかに、1つのスクールで自分のクラスを長く育てる道もあります。T's Dance Roomのインストラクターの条件は、次のとおりです。
- スタジオはスクールが用意します。会員様を集めることもスクールが支えます。インストラクターを紹介する動画を撮影・編集して公式のYouTubeやホームページで公開し、新しく始めるクラスはホームページでもお知らせしています。
- 報酬は、担当クラスの会員様の人数に応じた完全歩合です。歩合率は、2026年10月1日から、Aスタジオ(鹿島田A・平間A)55%、Bスタジオ(鹿島田B・平間B)40%です。固定給・最低額の保証はありません。交通費・衣装代などは、歩合報酬に含みます。
- 確定申告が不安な方には、初回に無料のレクチャーを行っています。
- 年に1回の発表会では、担当クラスのナンバー(発表会で披露する作品)の制作から、当日の引率・設営・運営・撤収までを担います。2027年5月1日〜3日の発表会に、全日程・終日参加できることが、応募の必須条件です。
担当クラスは固定の曜日・時間で、契約は10月〜翌9月の1年単位です。空いた日だけ教えたい方や、発表会の全日程に参加できない方には向きません。
独立が合う人・合わない人
合う人
- 教えることを、仕事の柱にしたい方
- 自分のクラスを育て、会員様が増えるほど収入が増える働き方をしたい方
- 収入と経費の記録、確定申告を自分で管理できる方
合わない人
- 毎月決まった額の収入が必要な方
- 引き受けたクラスへの責任より、自由な時間を優先したい方
独立の形は一つではありません。スクールで自分のクラスを長く育て、教える力と会員様との信頼を積み重ねる道もあります。T's Dance Roomの募集の条件の全体は、採用サイトの募集内容でご確認ください。







